
今回はwordpress.comのブログ記事に
画像を追加する方法をご案内します.
手を動かしながら作業していきますので
直感的にご理解いただけると思います.
また wordpressに特徴的な「ブロック」の概念にも
記事の中でふれていきます.
実際に手を動かしながら読んでいただけると、
wordpress.comでの記事制作が、身近になり、
一段と楽しくなってくると思います.
どうぞ最後までお付き合いください.
あくまで初心者向けの解説になります.
下記の条件を前提にしています.
- wordpress.comの有料プランに加入している.
- 独自ドメイン名を取得済み.
- 独自ドメインのメールアドレスを設定済み.
- 記事の追加方法を理解している.
とはいえ、画像の追加やブロックの概念は
無料プランの場合でも同じですから、
ご参考にしていただけると思います.
まだwordpressに記事を追加したことがない、
という方は、こちら(↓)の記事を先にご覧ください.
→ wordpress.comに記事を新規投稿する方法
** リンクはこの記事とは別のタブで開きます.
記事に画像を追加する方法
はじめに、既存の記事に画像を追加してみましょう.
まだ記事が一つもない方は、
先ほどのリンクから記事を追加する方法を参照して、
記事を追加してください.簡単なもので構いません.
下書きした記事があれば、それでもだいじょうぶです.
それと、あらかじめ掲載したい画像を
PC上に保存しておいてください.
上記の準備が整ったら、画像を追加していきましょう.
画像を追加する記事の編集画面を表示してください.
手順を簡単に復習すると、
– ダッシュボードを表示
– 左のメニューから投稿 > 投稿一覧を選択
– 編集したい記事のタイトルにカーソルを移動 > 編集
です.
もし忘れてしまっていたら、次の記事で確認してください.
記事の下の方、「記事を再編集する方法」という項目で
ご説明しています.
→ wordpress.comに記事を新規投稿する方法
さて、記事の編集画面が表示されたら、
画像を挿入したい箇所をクリックして、カーソルを
入れてください.
その上でエンター(リターン)キーを押すと、
カーソルが下に移動し、そのカーソルの右に薄い字で
「ブロックを選択すには「/」を入力」
という文字列が出ていると思います.
** もしこの文字列が出ない場合は、
もう一度エンター(リターン)キーを押してください.
文字列が表示されたら、その行にカーソルを移動してください.
矢印キーでも移動できます.

表示されている通り、「 / 」を入力してみましょう.
カギカッコはいりません.
/(半角スラッシュ)のみ打ち込んでください.
すると、こんなポップアップが出てきます.

この中の「画像」を選択します.
すると、次の図のような「ブロック」が、
カーソルのあった場所に挿入されます.

これが画像を挿入するためのブロック=画像ブロックです.
ちなみに、この画像ブロックに対して、
これまで使ってきたような文章を打ち込むブロックは、
段落(paragraph)ブロックと呼ばれています.
今回は「/」を入力して画像ブロックを選択・挿入したわけですが、
何も選ばずにリターン(エンター)をおしつつ書き進めると、
ブロックは自動で段落ブロックになります.
段落ブロックの話はまた後のほうで出てきますので、
頭の隅においておいてください.
画像ブロックの話に戻りましょう.
青く表示されている「アップロード」をクリックします.
すると、PC上にある画像を選択するウインドウが表示されます.
掲載したい画像を選んでください.
ウインドウに表示されたPCの階層によっては、
お目当ての画像が出ていない場合もあります.
階層を切り替えて探してください.
画像を選択すると、その画像は手元のPCから
wordpress.comのサーバーにコピーされます.
同時に、さきほどの画像ブロックには、
アップロードした画像が表示されます.
これが、画像を掲載する最も基本的な方法です.
流れをおさらいすると、
– 記事の中でエンター(リターン)をおして
-「ブロックを選択すには「/」を入力」を表示させ、
-「/」を入力してポップアップメニューから画像を選ぶ.
簡単ですね.
この流れを繰り返せば、ひとつの記事のなかに
複数の画像を掲載できます.
画像掲載、別の方法
もうひとつ、別の方法もご案内しておきましょう.
慣れると、こちらのほうが簡単かも知れません.
wordpressの記事の要素は、見えないブロックの中に入っています.
空の行の箇所は、ブロックの境目となっている可能性があります.
試しにお手元の編集画面で、空白行のあたりでマウスカーソルを
ゆっくり縦に動かしてみてください.ゆっくりです、ゆっくり.
下の図のような、青いラインと「+」マークが表示されたら、
そこはブロックの境目です.

空白行であっても、この青ラインが表示されない場合もあります.
そういう箇所は、記事作成時に「shift+エンター(リターン)」で
改行したところで、前後の文とともにひとつのブロック内の空行です.
記事作成時にエンターだけで改行した場合は段落ブロックが生成され、
空白行の前後の文は、それぞれ別々のブロックに別れています.
こういうブロックの境目にカーソルがあたると、
上のような青いラインが表示されるわけです.
このあたりを忘れてしまった、という方は、
あとでこちらの記事で確認してみてください.
→ wordpress.comに記事を新規投稿する方法
また脱線してしまいました.話を先に進めましょう.
青いラインの真ん中にある「+」をクリックすると、
下の図のようなポップアップが表示されます.

この中から、「画像」を選ぶと画像ブロックが挿入されます.
挿入されたら、先ほどやったと同じように、PC上の画像を選択してください.
ちなみに、画像ブロックに画像をドラッグ&ドロップしても
アップロードできます.
「ドラッグ&ドロップって何?」という方は検索してみてください.
この方法ですと、文章を最初に全部打ち込んだ後で、
画像を入れたい箇所に挿入していけるので、
人によっては作業しやすいかも知れません.
そのほかのブロックについて
ここまで、画像の挿入についてご案内してきました.
ご案内したように、記事に画像を挿入するには、
まず画像ブロックを挿入し、そこに画像をアップロードする
という流れになっています.
一方、通常の文章は段落ブロック内に掲載する
ことになっています.
さきほど少しふれましたね.
このように、wordpressでは記事の要素によって、
異なるブロックを用いる仕様になっています.
さきほどのポップアップを思い出してください.
段落や画像のほかにも、見出し、リストなどさまざまな種類の
ブロックがあることがわかります.

さらに、ここで下に表示されている黒帯の
「すべて表示」を選ぶと、
記事編集画面の左サイドにこういう(↓)欄が現れます.

よかったら実際に表示してみて、
ブロックの種類の多様さを実感してみてください.
とはいえ、日常的に使うのは
- 段落ブロック
- 画像ブロック
- 見出しブロック
- リストブロック
- 引用ブロック
くらいで、とりあえず事足りると思います.
見出しブロックは、いまご覧いただいている私の記事でも
時折挿入している太字の見出しです.
リストブロックは、上でブロックの種類を黒丸でリストした
ところで使っているものです.箇条書きする際に使います.
引用ブロックは
吾輩は猫である.名前はまだない.
のように、引用文であることを明示する場合に利用します.
そのほかのブロックについて興味がある方は、
こちらの方が上げている動画が参考になりそうなので
紹介させていただきます.
【WordPress】2022年版ブロックエディタの使い方総まとめ – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zgQmnmIHocM
とはいえ、初心者の方はともかく記事本文と画像で
まずひとつ、記事を作ってみてください.
ブロックの扱いに慣れてきたら、
必要に応じてその他の種類のブロックも試していけば
よろしいかと思います.
なぜブロックが必要なのか?
さて、「そもそも」の話ですが、
「なぜブロックなどという面倒な設定が必要なの?」
「普通のメモ帳やワードみたいにどんどん書いていけたらいいのに.」
と感じる方もいらっしゃるでしょう.
ウエブページはHTML(エイチティーエムエル)という
マークアップ言語によって実現されており、
直接扱うには一定の専門知識が必要になります.
それを一般の人にも使えるようにした仕組みが、
wordpressのブロックエディタというわけです.
(** 「グーテンベルク」とも呼ばれています.)
私たちは通常意識することはありませんが、
ブロックそれぞれに、そのブロックの種類に対応したHTMLが、
内部で設定されています.
ご案内してきたようにやや扱いに癖があり、
慣れるまで少し練習が必要ですが、
情報発信をする際に、HTMLやCSSを学ばなくてよいのは
大きなメリットです.記事を作りながら慣れていってください.
ブロックの種類を使いこなせるようになると、
自由度も大きくなり、使いこなしている実感も得られるでしょう.
おわりに
今回は画像の挿入方法をご案内しました.
記事後半では wordpress特有の「ブロック」という
仕組みと種類についても触れました.
ここまでお付き合いただいた方々は、
すでに段落ブロックと画像ブロックを
使えるようになっていると思いますので、
どんどん記事を追加、あるいは書きだめていってください.
ひととおり流れをおさえたら、
「習うより慣れろ」のメンタルで、
手を動かしながら憶えていくほうが早いです.
後からいくらでも編集し直せるので、
アイディアの段階で下書き保存しておくのもオススメです.